top of page

暮らし 遊ぶ

一年に何度か暮らしの中の遊びのような仕事があります。

毎日工程を重ねて作り上げるような私の本業は休みはあるようでないような、自分で決めて休んだり作業をしたりしないといけません。

仕事をしようと思えば毎日毎日作業を続けてしまい、そうしているうちにヘタにリズムができてきたりして一旦手を止めるのに段々と勇気がいるようになってくるから困りものです。

もうひとつ私の大切なお仕事である家事。

困ったことにこちらにも終わりがなく、キリの良いところまで進めようなんて思ってしまうと気付けば一日中台所で過ごす事もあったりします。

と、ここまで書いてみてもしかしてそれは私の性格?とも思ったりもしますが…

兎にも角にも今日は一年のうちの数回ある、暮らしの中の遊び仕事の日。

梅雨の晴れ間の梅仕事です。

毎年塩だけで漬ける梅干しと甘酸っぱいさしす梅を漬けているのですが、たまたま買い求めた梅以外に他所様にも頂いたので台湾茶梅なるものにも挑戦。

静かな日中、キッチンにゆっくり座って雀の声を聴きながら梅のヘタ取り。至福♡

お待たせしているお客様に心で詫びながら、また一日仕事が遅れてしまったと焦りを感じながらもぷくぷくの梅っこちゃんを優しく布巾で撫でている私。至福♡

ですがこれこそが大切な時間なのです!

とも思うのです。

バランスを取るのは本当に難儀なことです。


閲覧数:46回0件のコメント

最新記事

すべて表示

秋の気配

呟き

先日、福井県の鯖江にある漆屋さんへお邪魔してきました。 漆屋さんというのは「漆を売る人」です。 私たちのように漆を塗る人間がいるという事は、漆の木を育てそこから樹液を採取する人がいて、それを精製して販売してくれる人がいるという事なのですが、それがなかなかに深い世界で、普段は殆ど表舞台には現れない本当に縁の下で日々私達を支えてくれる、なくてはならない大事な存在なのです。 漆は化学。と漆を触る人は言い

bottom of page